パソコン、特に自作関係のことや、デジタルカメラなどについて
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2009/05/05(火)22:17
このたび、性能不足を感じて、CPUをCore 2 Quad Q6600からQ9550にアップグレードしました。
動作クロックは2.4GHzから2.83GHzに、L2キャッシュは4MBx2から6MBx2にアップ。
逆にTDPは105Wから95Wに下がり、付属のヒートシンクは高さが半分くらいになってびっくりしました。

マザーボードは今までと変わらず、IntelのDG33BUです。

アップグレードによって、エンコードがどれくらい速くなるかな、というのが一つの期待でした。
私はテレビ録画専用PCで録画した動画(MPEG2)を、MPG2JPGというソフトを使ってWMV9にトランスコードしていますが、
Q6600と比較して、ざっと1.5倍くらいの速度です。
映像の内容にもよりますが、実時間と同じくらいかかっていたのが、実時間の3分の2程度で終了するようです。
ちなみに、プロファイルは、品質ベースVBRで、品質は80~55の間で使用しています。

これだけでも十分速いと思ったのですが、ちょっと欲が出てきて、前から気になっていた“Avivo Video Converter”が使える、Radeon HDシリーズのビデオカードを調べてみたら、ファンレスの製品が出そろっているので手頃な値段のものを買ってみました。(Radeon でなくてもGeForceでも使える場合があるようですが)

エンコードにGPUを使用するため高速に変換できるそうで、こういう、GPUをグラフィック以外の用途に使用する技術を、GPGPU(General Purpose computing on GPU)、ATIの場合は「ATI Stream」と言うそうです。

購入したのは、「ASUS EAH4350 Silent/DI/512MD2」。
Radeon HD4350を搭載した製品で、GPUクロックは600MHz、メモリクロックは400MHzです。

ドライバだけでなく、Avivoを利用するために、“Complete Avivo Package”をインストールしますが、このダウンロードが少し分かりづらい。

エンコードに関しては、こちらのサイトを参考に、フロントエンドのA's Video Converterを使用することにしました。

で、どれくらい高速なのか、そしてトランスコードの品質はどうなのか、調べるために簡単な実験をしてみることにしました。

用意したのはテレビ録画専用PCで録画した、14分57秒のMPEG2です。
録画設定は、解像度352x480、ビットレート3000kbpsなどとなっています。
元の映像
受信状態が良くないので多少荒い映像になっています。
これを、WMV9にトランスコードします。

① Avivo Video Converter を使わずにCPUのみでエンコード(MPG2JPGを使用)
プロファイルは、品質ベースVBRで、ビデオサイズは640×480、品質は80、キーフレームの間隔は5秒としています。
①CPUのみでエンコード(MPG2JPGを使用)
所要時間:10分37秒、ファイルサイズ:75.3 MB

②Avivo Video Converter を使い、GPUアクセラレーションを有効(A's Video Converterを使用)
WMV9のデフォルト設定(平均ビットレートは3000、ピークビットレートは4000)
②Avivo Video Converterのデフォルト設定
所要時間:1分28秒、ファイルサイズ:191MB

③Avivo Video Converter を使い、GPUアクセラレーションを有効(A's Video Converterを使用)
WMV9のプリセット“Med”(平均ビットレートは1000、ピークビットレートは1200)、Audioは192kbpsに固定。
③Avivo Video Converterのプリセット“Med”
所要時間:1分17秒、ファイルサイズ:115MB
ちなみに、CPU使用率は30%台後半で推移。
③CPU使用率

④③と同じで、GPUクロックを600MHzから300MHzにダウンした場合
所要時間:1分37秒、ファイルサイズ:115MB
CPU使用率は30%台後半で推移。

⑤③の条件で、GPUアクセラレーションを無効にした場合
所要時間:38秒、ファイルサイズ:115MB
CPU使用率は50%前後で推移。
GPUアクセラレーションを無効にしているのにCPU使用率が50%程度までしか上がりません。

以上のような結果です。
スナップショットにすると違いがはっきり出ますが、映像をぱっと見た感じでは、Avivo Video Converterのほうが「少し荒いかな?」思うくらいで、あまり違いは感じません。やはり細部の描画には違いが出ます。

結果をまとめると、
・Avivo Video Converterは非常に高速だが、品質は劣り、ファイルサイズは大きくなる。
・GPUクロックを半分にしても、エンコード速度はさほど遅くならないし、CPU負荷も変わらない。
・なにより、GPUアクセラレーションを無効にしたほうが、はるかに高速。

3つ目については、一番残念だったんですが、ある意味当然でしょうか。
このことで思い出したんですが、かつてATIのAll-In-Wonder-128が出た時、それはソフトウェアエンコード方式を採用した製品だったんですが、Pentium3の500MHzくらいが出た頃で、ハードウェアエンコよりも多様な、時には高い設定でエンコードできるようになった時期でした。
DVDの再生なんかも、ビデオカードの再生支援機能がないと難しい時代がありましたね。

ところで、Avivo Video ConverterはGPUのみを使うのか、CPUも使うのか、また、GPUの性能によってどれくらい差が出るのか、といったあたりが興味のある部分だったんですが、結果からすると、
GPUだけではなくCPUも使っているが、CPUに大きく頼るわけでもない、という感じです。

最後に、Avivo Video Converterを使用することによるメリットが大きい条件を端的にまとめると、
・高速性に十分魅力を感じ、品質には目をつぶれる場合
・CPU性能に余裕がないか、別の作業にCPUを必要とする状態でエンコードもしたい場合
といった感じになるのではないでしょうか。

Avivo Video Converterは、エンコードする際、高速で処理する代わりに「何かを大胆に切り捨てている」のだと思いますが、
逆に、Avivo Video Converterを使わなくても、WMVのプロファイルを工夫して、同じくらい高速にエンコードできないものかと思いました。


※関連記事
AvivoとPureVideoについて(07/05/27)
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